マルコス・ケイロガ保健相が3日、水害に苦しんでいるバイア州の住民支援のため、マイス・メジコスの医師23人が現地入りした事と、10日までに医師団の人数は119人に増える予定である事を発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
ケイロガ保健相はこの日、ジョアン・ロマ市民相、ダマリス・アルヴェス女性・家庭・人権相と共に空軍機でバイア州に赴いた。
ケイロガ保健相によると、マイス・メジコスの医師達の派遣期間は「必要なだけ」で、非常事態を宣言した自治体での初期対応を中心とする活動を行う予定だという。
また、ダマレス人権相は、「連邦政府の関心事は命の保障」とし、バイア州では豪雨によって生じる水害や汚染水の問題と共に、「女性への暴行問題も起きているため、人権省も対応に参加する」と説明した。
ロマ市民相は、「家の屋根まで水に浸かり、全域が壊滅状態になった町々も見た」とした上で、市長達は復興・救済のための資金だけでなく、人材も派遣して欲しいと要請している事を明らかにした。
バイア州の保護監督防災局が2日に発表したところによると、2日現在の死者は25人で負傷者は517人、被災者の総数は66万1508人で、家屋を失って公共の避難所にいる人が3万2594人、一時的に自宅退避が必要となっている人が5万4751人となっている。
また、非常事態を宣言している自治体は153市、何らかの被害が出ている自治体は165市となっている。