岸田文雄内閣総理大臣と林芳正(はやし・よしまさ)外務大臣は昨年12月28日、ブラジル北東部で発生した洪水被害に対する以下のようなお見舞いのポルトガル語メッセージを、ジャイル・ボルソナーロ大統領、カルロス・フランサ外務大臣宛てに送った。
岸田総理のメッセージは《今般のブラジルの北東部において発生した洪水により、各地で多くの尊い命が失われ、家屋などの被害により多くの方々が避難を余儀なくされるなどの事態が発生しているとの報に接し、貴国政府及び国民に対して心からお見舞いを 申し上げます。また、犠牲になられた方々及びその御遺族に対し心からの哀悼の 意を表します。被害に遭われた方々の早期の御快復と被災地の一日も早い復興をお祈りいたします》というもの。
さらに林外務大臣からも《今般のブラジルの北東部において発生した洪水が貴国にもたらした甚大な被害に関し、貴国政府及び国民に対して心からお見舞いを申し上げます。また、犠牲になられた方々及びその御遺族に対し心からの哀悼の意を表します。被害に遭われた方々の御快復と被災地の一日も早い復興をお祈りいたします》と送られた。
昨年11月末頃からバイア州南部やミナス州では大雨による洪水が発生。バイア州では100以上の自治体に被害が及び、12月25から26日にかけて河川の堤防が2カ所決壊し、さらに被害を大きくした。
バイア州市民防衛局は28日時点で、20人の死亡者、家を失くした人や帰宅困難の避難民が3万1400人にのぼると発表している。ルイ・コスタ州知事はソーシャルメディアで「バイア州史上最悪」と評す被害規模となっている。