救済会名誉会長の左近寿一さんが12月31日(金)の夜中0時10分頃、サンパウロ市内サマリタノ病院で肺炎により亡くなった。行年97歳。同日14時にモルンビの墓地に埋葬された。
初七日ミサは8日(土)18時にジャルジン・サンベント区のパロキア・ノッサ・セニョーラ・コンソラッタ教会(R. Leão XIII, 303)で開催される予定。
左近さんは和歌山県生まれ。1956年移民船あめりか丸で渡伯し、112月22日にサントス港に着伯した。移民当初はサンカエターノ・ド・スールにあるモンテアレグレ陶磁器会社で働いた。後にカーザ東山に入社し、73年頃まで勤めた。
救済会には1960年から協力を始め、80年から理事、会計、専務理事を経て、2002年から会長に就任。2006年までの4年間務めたのちに名誉会長になっていた。
このほか、日伯商工会議所事務局長や、85年から88年にかけてブラジル日本文化協会(当時)の評議員会幹事を務めた。2008年には、ブラジル日本移民100周年記念委員会から「笠戸丸表彰」を受けている。