4日、リオのエドゥアルド・パエス市長が道のカーニバルのパレード中止を発表した。州都でのブロッコ中止はこれまでのところ、リオ市を含め7市で、その中にはバイア州サルバドール、ペルナンブッコ州レシフェ、セアラー州フォルタレーザなど、カーニバルが盛り上がりそうな北東部のものも含まれている。カーニバルはブラジルを象徴するイベントゆえ、中止に反対の声がもっとあがるかと思いきや、ネット上では「感染を防ごう」の方が目立つのはカーニバルがかねてより左派傾向が強いゆえか。逆に、毎年カーニバルで批判されるボルソナロ大統領の支持者の方が中止や規制を嫌っている不思議な現象も。
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サッカー界は現在、選手たちにとっては貴重なシーズン・オフだが、この間に、まだ10代で未来のサッカー選手の卵たちがサンパウロ・ジュニア選手権(コッピーニャ)を戦っている。日本の高校野球とは違い、この大会に参加している選手がマスコミで大きく取り上げられることはないが、贔屓クラブの下部組織までチェックしている熱心なファンも少なくない。ここから明日のスターが誕生することを期待したいところ。
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サンパウロ市でもこのところ連日のように雨が降っているが、今年はラニーニャ現象ゆえか、豪雨で話題になるのは北東部が目立つ。12月はミナス州北部とバイア州南部を中心とした豪雨被害が話題となったが、ここ数日はトカンチンス州やピアウイ州、マラニョン州でも水害が発生。マラニョン州では数百人が家を失い、退避を余儀なくされた人も数多い。水不足解消には良いが、大雨は考えものだ。