JICAボリビアは、昨年から始まったコロナ禍で一時中断していた海外協力隊ボランティアの派遣を再開した。
2020年1月に海外協力隊員としてボリビアに赴任したが、コロナの影響で一度帰国した中野温子さんが21年11月26日に再赴任した。
同氏は奈良県出身、昨年初に協力隊として赴任し現地職業訓練校でデザイン指導を行っていた。しかし20年3月にコロナの影響で一時帰国を余儀なくされた。
一時帰国中も、ボリビアの配属先にオンラインでグラフィックデザインのワークショップを配属先関係者に実施したり、「奈良町にぎわいの家」主催の展示会で生徒の作品を披露する等、地球の反対側にあるボリビアと日本を繋く活動を精力的に行っていた。
JICAボリビアは、同国内の新型コロナウイルス感染状況が改善したことから、21年5月に隊員再派遣を決定、中野さんが第1号として再赴任した。
再赴任後の現在は、以前の配属先に戻りデザインに関連した指導をおこなっている。中野さんは「ボリビアに戻れたことを感謝している。配属先の同僚と共に、デザインで今私ができることを探していきたい」と語っている。