アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで11日、猛暑が原因の大停電が発生した。同地の最高気温は40度を超えている。11、12日付現地紙、サイトが報じている。
大停電が発生した理由は、40度を超える猛暑に耐えかねた市民が一斉に冷房をつけた結果、需要が高まりすぎて、2カ所の変電所の高圧電線に問題が生じたためだという。
ブエノスアイレス市に電力を供給する公社のエデノルとエデスルによると、前者が70万世帯、後者で43万3千世帯が停電の被害を受けたという。
同市の水道公社(AySA)は停電によって浄水機能にも影響が出たとして、節水を呼びかけた。
熱波の影響はアルゼンチンのみならず、ウルグアイやパラグアイにも及んでいる。ブラジルでもリオ・グランデ・ド・スル州やサンタカタリーナ州が今週から来週にかけて40度前後の高温に見舞われるとみられている。