オミクロン株出現で急増していた新型コロナの感染者の7日間平均が、18日に新記録を更新した。
18日現在の感染者数は前日比で13万7103人増の2321万1894人で、7日間平均は8万3205人となった。死者数は前日比で351人増の62万1517人で、7日間平均は183人となった。
1日の感染者数は昨年9月18日の15万106人に次ぎ、昨年6月23日の11万5228人や今月14日の11万2286人を上回った。9月18日の数字は他の日が数千人~3万人台の中で現れた特殊なものだが、今回は17日も7万4134人増を記録した後の数字で、実質的な過去最多といえる。
7日間平均は昨年3月25日の7万7050人を超え、過去最多だ。昨年3月は月間感染者が過去最多の219万7488人で、3月25日の感染者は10万158人だった。今年の感染者は18日現在で92万3373人だ。
感染者急増を示す一例はリオ市で、同市保健局は18日、今年に入ってからの感染者7万6466人は、年間28万5916人だった21年の26%で、2万17833人だった20年比では3分の1以上と発表した。
同市の公立病院入院者はクリスマス12人、大晦日23人の後、11日180人、14日379人、17日628人、18日751人と急増中。だが、死者は36人で、予防接種効果が明白だ。昨年1月1~18日の死者は1200人超だった。
18日の保健省発表によると、リオ州のオミクロン株感染者は156人(解析待ち561人)で全国一だ。同株感染確認者は17州846人、確認中1080人で、同株感染による死者は2人、解析中も2人いる。
なお、予防接種による免疫防壁の穴の一つである5~11歳児へのワクチン接種は各地で進み、リオ市では17日だけで1万8604人が接種を受けた。同市では学校でも接種を行っており、17~19日は11歳児と基礎疾患や障害のある子供が対象だが、19日にはワクチン不足で中断した。優先グループを設けるかや接種順は各自治体が判断する。
保健省は18日、27日の予定だった小児用ワクチン第3弾1800万回分は、24日に到着すると発表した。