20日朝、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテで大型バスが横転する事故が起き、29人の負傷者を出した。定員の倍近くの乗客を乗せていたことが原因とされている。20日付現地サイトが報じている。
横転事故は午前7時30分頃、ベロ・オリゾンテ市ヴェンダ・ノヴァ地区のヴィラリーニョ大通りで起きた。
事故を起こしたのはモヴェ・メトロポリターノ社のバスで、ジュスチノポリス・ターミナルとベロ・オリゾンテ市内を結ぶ路線を運行中、カンテラーリア駅の近くで横転した。
この事故により、同大通りの通行は差し止められ、救急車が派遣された。死者は出なかったが、29人が負傷。軽傷だった23人は現場で手当てを受けたが、6人は市内の病院2カ所に運ばれた。。
調べによると、このバスの定員は椅子席26人、立ち席を入れても51人だが、93人が乗車していたという。現在はコロナによる規制によって立ち席は15人までに制限されているから、定員の倍以上の人を乗せていたことになる。
この事故で、バス運営元のコンソーシアム「リーニャ・ヴェルデ」に対し、責任を追及する声が高まっている。