先週、「ボルソナロ氏はコロナ対策に積極的でなかったから再選は難しい」と語って話題となったテメル前大統領が18日、今度はリオ・グランデ・ド・スル州の新聞「ゼロ・オーラ」の取材に対し、セルジオ・モロ氏の力量は「世論調査が示す通りだ」と皮肉った。「支持率はすぐにでも20〜25%に届くと言う人もいたが、実際は9〜10%だ」と、テメル氏は手厳しい。モロ氏がラヴァ・ジャットの担当判事だった時は、テメル氏の政党、民主運動でも、多くの政治家がモロ氏の裁きにあった。「いざ政治の世界に入ってみると、現実はそんなに甘くない」との気持ちがテメル氏にはあるのかも。
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19日にサッカーのサンパウロ・ジュニア選手権の準決勝進出チームが出揃った。勝ち上がったのはいずれも全国選手権1部のチームのジュニアで、21日はサントスとアメリカMG、22日はサンパウロ市民にはたまらない組み合わせとなるサンパウロとパルメイラスが、決勝を目指して戦う。ロビーニョの集団強姦有罪がサッカー界に暗い影を落としているだけに、サッカー少年たちが純真な気持ちを忘れず、健全に成長することを願いたい。
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亜熱帯高気圧の接近で、サンパウロ市でも暑い日が続き始めた。幸いなことに湿気は残っているようで、この先1週間の予報でも、多くはないものの降水が見込まれている。だが、暑い日の雨は、高温で生じた上昇気流によるにわか雨になりがちだ。19日も雷や風を伴う強い雨となり、一部地域では雹が降ったし、倒木や冠水などの被害報告も相次いだ。大きな事故が起きないよう、気をつけたいところ。