サンパウロ州エンブー・ダス・アルテスの市議が、リオ市のプールで監視員らに人種差別的発言を行って逮捕された。24日付現地サイトが報じている。
逮捕されたのはレナト・オリヴェイラ市議(民主運動・MDB)で、市議会では議長も務めている人物だ。
事件が起きたのは23日の午後で、同市議はリオ市西部クリシカのプールで住人やプールの監視員らに対し、人種差別的な言葉を立て続けに発して侮辱したと、複数の証言者が語っている。
同市議は、市民の要請を受けてプール内に踏み込んだ軍警とその同僚によって力ずくでプールからつまみだされた。プールにいた人たちからは一斉に拍手喝采が起きた。
この時の動画はネット内で出回り、話題となっている。ただ、逮捕された瞬間の同市議は軍警を罵倒はしたものの、人種差別的な言葉は発していない。
こうしたこともあって、オリヴェイラ市議は自身の無実を主張している。