ブラジルゲートボール連合(UCGB、萩尾ジュリオ会長)は16日、サンパウロ市本藤利スタジアムコートにて第39回定期総会を行い、会員数増加を目的に活動する新たな委員会の設置、7月に創立40周年記念大会を行うことを発表した。
同連合の会員数は2012年から減少傾向にあり、選手の高齢化問題と合わせて長年の解決すべき課題とされてきた。
総会では会員増加のための方策が話し合われ、イビラプエラゲートボールクラブでは近年60人もの新規会員を獲得し、80人の入会待機者がいるとの報告がされた。
連合理事会はこれを受け、入会待機期間縮小策の検討と、初心者向け講習方法のクラブ間での共有、新規入会者用に広く中古スティックの寄付の呼びかけをすることを決めた。
また、サンパウロ市郊外のクラブでは、新規会員獲得のため、大会出場の条件として、1チーム最低1人若年層の選手を加えなくてはならないという試みが開始されているとの報告も行われた。
総会には約50人が参加。26年間総会に参加しているという斎藤ジュオンさん(ゴイアス州カウダス・ノヴァス太陽ホテル経営者)は「ゲートボールを後世に残すため、会員増加活動には全員が協力しなければいけない」と語った。
2022年度の事業計画案報告では、今年7月に連合創立40周年を記念した「第7回国際芽室・ブラジルゲートボール親善大会」の開催が発表された。費用の一部を賄うため販売される連合40周年記念シャツのデザイン発表も行われた。
この他、2021年度会計報告、2022年度予算案発表、第21回慈善ゲートボール大会とUCGBソリダリティーキャンペーン2021の全収益金がサンパウロ日伯援護協会など9つの慈善団体に寄付された件についての報告が行われた。
2022年度の事業計画
▼1月15日 評議委員会、16日 第39回定期総会▼2月26日 全伯支部長会議▼3月27日 第37回全伯高齢者ゲートボール大会▼4月3日 全伯審判講習会、23・24日 第37回全伯ゲートボール大会▼5月28日 第35回熟連ゲートボールふれあい大会▼6月5日 第19回全伯審判員ゲートボール大会▼7月1~3日 第7回国際芽室・ブラジルゲートボール親善大会並びにブラジルゲートボール連合創立40周年記念▼8月14日 第34回ブラジル日本都道府県人会連合会ゲートボール大会▼9月23日 評議委員会▼10月22日 全伯審判講習会研修会▼11月5・6日 全伯女子GB大会及び第26回男子GB大会、27日 第22回慈善ゲートボール大会▼12月3・4日 第22回全伯選抜GB選手権大会。