ブラジルの極右指導者だったオラーヴォ・デ・カルヴァーリョ氏がコロナで死亡するなど、ワクチン未接種が重症化や死をもたらす事例が続いても、ワクチン反対派は根強くいる。だが、その主張には矛盾も生じ始めている。一例はボルソナロ大統領支持者として知られるミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテのニコラス・フェレイラ市議(労働刷新党・PRTB)で、英国ロンドンで行われた反ワクチンのイベントに参加した際、ロンドン行きの飛行機に乗るためにワクチンを打ったという。イベントに参加するために、参加趣旨を破るようなことをしてしまっても、「何かおかしい」とは気がつかなかったのか。
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27日はサンパウロ州、リオ州、ミナス・ジェライス州でマグニチュード5・1の地震が起きて100周年に当たる。その規模の揺れだと、地震の区分上ではギリギリ中規模に届く程度なので、地震の多い日本ならば驚くほどのものではない。だが、地震がほとんど起きないブラジル南東部の人たちには驚きで、当時の記録によると、深夜の地震で多くの人が家を飛び出したそうだ。100年に1度の地震でもそのレベルだが、やはり、大災害は起きずにいてほしい。
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25日のサッカー・サンパウロ州選手権、コリンチャンスは格下との対フェロヴィアリア戦を0―0で引き分けた。、カシオ、ファギネル、ウィリアン、レナト・アウグストに、8年ぶりに復帰したばかりのパウリーニョと、18年W杯に出場した5選手が出場したにも関わらずだ。どうやらまだ、エンジンがかかっていなかったということか。