23日にコロナウイルスで世を去ったオラーヴォ・デ・カルヴァーリョ氏。同氏とは絶縁状態にあった娘のエロイーザ氏が同氏の近況を語っている。エロイーザ氏は父の遺産に関して、「生前は多数の訴訟も抱えていたから、残されたものは負債だけ。遺産が残るとしてもごくわずか」と見ている。そして、遺産が残った場合の使途については「大統領選でルーラ氏に献金しようかしら」と語った。エロイーザ氏は昨年、労働者党(PT)への入党も報じられている。エロイーザ氏はオラーヴォ氏の意向で学校に通うことが許されず、青年期になってから読み書きを覚えるなど、父との溝は深い。思想に関しては今後も平行線のようだ。
◎
ブラジル女子テニス界の代表的選手ビア・ハダジが、参加中の全豪オープンテニスの女子ダブルスで決勝進出を果たした。現地時間の27日に行われた準決勝で、彼女はペアを組むアンナ・ダリニナと共に、日本の青山修子、柴原瑛菜に6―4、5―7、6―4で勝利。30日に行われるチェコのクレイチコバ、シニアコバ組と優勝をかけて決勝を行う。ブラジル人テニス選手が世界4大大会で決勝まで進出するのは40年ぶりの快挙だ。
◎
サッカーのブラジル一を決める「スーペルコパ」が、2月20日にブラジリアのマネ・ガリンシャ・スタジアムで行われることになった。昨年はアトレチコ・ミネイロが全国選手権とブラジル杯の双方で優勝したため、同チームと全国選手権で2位のフラメンゴとの変則対決となる。開催日は日曜日なので、盛り上がりそうだ。