朝蔭発行所(佐藤寿和(すわ)代表)による俳句誌『朝蔭』の第506号が昨年12月1日に発刊された。全41ページ。
今号には、移民俳人佐藤念腹の句を振り返る「句帳念腹」、寿和代表による選句「雑詠寿和選」と「句評寿和」、第43回誌上念腹忌兼題句寿和選の発表、11句会からの投稿「句会便り」などが掲載されている。
「雑詠寿和選」では232人928句を掲載。「薄給に頑張る娘教師の日」(バストス百瀬久美子さん)「教え子と良き巡り合ひ教師の日」(アシス斉藤訓さん)など「教師の日」にちなんだ句や「三度目の接種を受けてのどかな日」(サンパウロ市吉田しのぶさん)「コロナ禍で三年振りの墓参り」(サンパウロ市前市岡きぬ代さん)「コロナ禍に墓参りもできず祈るのみ」(サンパウロ市大城幸子さん)「コロナ禍の自粛にこもる半ズボン」(サンパウロ市菊田誠さん)など長引くコロナ禍の悲喜交々を詠った句が掲載されている。
『朝蔭』に関する問い合わせは佐藤さん(電話:11・2981・7817)まで。