【既報関連】中央銀行が7日、諸銀行に保管されたままになっている「忘れられた金」があるかを確認し、支払いを請求するための新サイトを14日に開設すると発表した。
中銀が1月24日に公開した「受け取り可能な金額システム( SVR)」に登録されている「忘れられた金」は約80億レアルとされている。すぐにアクセスが集中しすぎて翌日に閉じた。
受け取りを忘れている項目には、月収が最低賃金二つまでで5年以上勤務した正規雇用者へのボーナスの「アボノ・サラリアル」や退職金積立に当たる勤続期間保障基金(FGTS)、閉じたつもりの当座預金や貯蓄預金の口座残高、資金割り当てや余剰配分、コンソーシアムと手数料からのリソース、ローンや不適切な融資などの信用業務に関連する支払いなどが含まれる。
14日に開設されるSVR用サイト(valoresareceber.bcb.gov.br)では、諸銀行が個人や法人の顧客に払うべき金額などは14日から確認が可能となる。
アクセスするにはサイト(https://sso.acesso.gov.br)かアプリ(gov.br)で個人情報を事前登録しておく必要がある。
アプリに登録した内容は、国立社会保障院(INSS)やデジタル版の労働手帳、国税庁、その他の連邦政府関連のサービスを利用する際にも使うため、既に登録済みの人も多いはずだ。
未登録の人は顔認証なども含む、安全保護レベルが高い「オウロ」か、安全保護レベルがやや低い「プラッタ」かを選んで登録する必要がある。
先のサイトを通して「忘れられた金」がある事を確認した人は、システムが指定した日付に改めてアクセスしなおして払い出し手続きを行う事になるが、実際に受け取れるのは3月7日以降となる。