連邦政府のマリオ・フリアス文化局長の公費乱用疑惑が浮上し、話題となっている。同局長は昨年の12月、格闘家のレンゾ・グレイシーと会いにニューヨークに行った際、渡航費として3万9千レアルを費やした。同局長の主張する「映像企画の相談のためだ」とする弁明は具体性と説得力に欠ける上、異常に高額な渡航費が問題にされている。俳優出身なのに芸能界と対立し、保守的な価値観の文化芸術奨励や銃を持ち歩く習慣などでただでさえ敵視されているフリアス氏だが、どう解決する?
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7日のポドキャストで「ドイツはナチスを法律で禁止すべきでなかった」と発言したキム・カタギリ下議を、大統領候補でもあるセルジオ・モロ氏が10日、「失言だが、あれはカタギリ氏の本意ではない」と言って擁護した。モロ氏がラヴァ・ジャット作戦担当判事だった頃、カタギリ氏は「ブラジル自由運動(MBL)」を率い、モロ氏を正義の味方と称えていた。ちなみに二人は今、政党ポデモスの同僚だ。
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今日12日ブラジリア時間の午後1時30分より、サッカーのクラブW杯決勝の「パルメイラス対チェルシー戦」が行われる。パルメイラスにとって悲願といえる世界一の夢がかかっているだけに、サンパウロ市民らはことのほか思い入れが強いことだろう。この試合は伯国でも生中継されることになっており、一般のテレビではバンデイランテス局が放送する。熱戦を期待したい。