静岡県人会=JICA助成金で会館改修=「明るく安全な会館に」

明るくなった地下1階ホール。川崎エレナ会長(中央)と会員の皆さん
明るくなった地下1階ホール。川崎エレナ会長(中央)と会員の皆さん
老朽化した分電盤(左)を新型に入れ替えた
老朽化した分電盤(左)を新型に入れ替えた

 ブラジル静岡県人会は国際協力機構(JICA)から5万1929・80レアルの助成金を受け、会館の改修工事を行い、1月15日に工事を完了させた。
 助成金は「移住者の団体に対する助成金交付事業」の一環として交付された。同助成金事業は、移住者及び日系人の定着と生活の安定に必要な各種事業に対して行われる。
 改修工事では電気配線、分電盤、照明器具の取替え、コンセントの増設などを行った。電気配線改修は地下1階ホール、1階ホール、2階事務所、学生寮、地階ガレージに及び、漏電による停電や火災事故の可能性が低減した。今回は改修総工費6万12・82レアルの内、86・53%に当たる金額が交付された。
 川崎会長は「電気周りが全て改修され、利用者の方々にはより明るく安全な施設利用をしてもえるようになりました」とJICAへの感謝を語った。改修の行われた地下1階ホールで約15年卓球を練習している平野パウロさん(2世・80歳)は「すごく明るくなって練習も捗る。これで今度の全伯卓球大会にも万全で望める」と笑顔で語った。

 

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