【既報関連】リオ州山間部ペトロポリスでの豪雨災害から9日目の23日、路線バス2台が飲み込まれたキタンジーニャ川で、50代男性らしき遺体が見つかったと同日付現地サイトが報じた。
同市では15日の豪雨後も断続的に強い雨が降り、新たな土砂崩れや洪水も繰り返されているが、消防を中心とする不明者の捜索活動は昼夜兼行で続けられている。
キタンジーニャ川で回収された遺体は、市中央部のサンペドロ・デ・アルカンタラ聖堂前の橋の下で見つかった。当局によると、遺体は川底の泥に埋まっていたという。
同市では22日午後も強い雨が降り、新たな土砂崩れも起きた。同市住民はSNSなどに「これまでは少々の雨が降っても、怖いと思った事はなかったが、今回の豪雨とその爪あとを見た後は、雷や雨の音を聞くと瞬きさえできなくなる」とか、「なんて雨だ。神様、ペトロポリスを助けてください」「また降ってきた。どこもかしこも水に覆われている」と書き込んでいる。
23日17時半現在の報道では死者は204人、不明者は68人で、避難所に身を寄せている人は811人となっている。
水害は昨年の10月以降、全国各地で起きているが、国立社会保障院(INSS)は22日、アラゴアス州カナピー、ゴイアス州テレジーナ、リオ州ペトロポリスの3市の住民に対する社会保障及び支援給付の支払い日程を官報に掲載した。
支援給付などの支払いは3月からで、3月25日~5月31日に社会保障費の月額分が支給される。これら3市は「カラミダーデ」と呼ばれる、特に深刻な災害に見舞われたとの認定を受けている。
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