「大泉町のブラジル濃度は凄いですよ」――ブラジルを題材にした楽曲を多数発表する日本人ミュージシャン、レイ・カポエイラップさんが新曲収録などのため先月来伯した。1月20日に編集部を訪れ、自身の音楽活動や群馬県大泉町の様子について語った。
レイさんは東京在住だが、昨年は20回も大泉町を訪れた。コロナ禍で渡伯できない中、ブラジルの空気を感じられるのが大泉町だった。訪問を重ねる内に「日本で頑張ってる伯人達を応援したい、アミーゴになりたいって気持ちが強くなりました。移住も考えて物件も見て回ったくらい好きになりました。ポルトガル語も以前より沢山使うようになりましたね」と語る。
1月に大泉町をテーマにした楽曲「Oi!Zum Zum OIZUMI-世界がぎゅ~っとおおいずみ-(feat.CoCoRo学園ゆーち&大泉町観光協会)」を発表。3人制女子バスケットボールチーム「Internacional Oizumi(インテルナシオナル大泉)」の応援歌も制作した。
3月26日には大泉町をテーマにした新たな楽曲の発表を予定している。制作中のミュージックビデオにはブラジル人や日本人、様々な国籍の町民約200人が出演した。
コロナ禍前には大泉町観光協会主催のイベント「活きな世界のグルメ横丁」で司会を務めた。「観光協会は大泉をインターナショナルタウンとして打ち出そうとしているんです」と話す。
制作中のミュージックビデオに出演する外国人はペルー、ボリビア、コロンビア、パラグアイ、ベトナム、フィリピン、トルコ、ネパール、イラン人とその国籍は多岐に渡り、大泉町観光協会が町内で店を経営する外国人の中から紹介してくれたという。
「まだまだ海外に行きたくても行き辛い状況。大泉町は東京から2時間で様々な国の文化が楽しめる。語学学習にも適しているし、夜通し楽しめる場所もあって最高です。コロナ禍が落ち着いたら、町のナイトツアー事業もしたいですね」と町の魅力を語った。
自身のユーチューブ上では、大泉町を訪問した際の動画も公開している。「あくまで自分の目線からですが、ブラジルの料理やカポエイラ、ブラジル人流処世術などブラジルの魅力を伝えていきたいです」と語った。
レイさんの動画はユーチューブチャンネル「REI CAPOEIRAP 俺のブラジリアン」(https://www.youtube.com/channel/UCh3W-4zsz_zsz-cgYeZ1bPA)から観ることが出来る。楽曲は音楽配信委託サイト チューン・コア(https://www.tunecore.co.jp/artists/capoeirap?lang=ja)から購入できる。