天皇陛下が2月23日に62歳の誕生日を迎えられ、ブラジル日本文化福祉協会(文協)、サンパウロ日伯援護協会(援協)、ブラジル日本都道府県人会連合会、日伯文化連盟、ブラジル日本商工会議所(商議所)がサンパウロ市の文協貴賓室で誕生日祝賀会を開催した。天皇陛下の肖像画の前に、日系団体の代表者ら約34人が集まり、皇室の弥栄を祈った。
文協青年部のルイス・エンリッキ・アルヴェス・デ・オリベイラさんのバイオリンを伴奏に、出席者らは両国国歌を斉唱。主催代表挨拶に立った石川レナト文協会長は「日系社会を代表して天皇陛下のご健康とご活躍をお祈りいたします」と祝辞を述べた。
式典に参加した桑名良輔在聖総領事は「ブラジルの日系人人口は200万人以上にのぼり、多くの方々と天皇陛下誕生日をともに祝うことができ嬉しく思います」と述べた。林禎二駐ブラジル日本国全権大使はビデオで慶祝メッセージを寄せ「天皇陛下は3度来伯されており、ブラジルに深い愛着をお持ちになられています」と語り、慶祝の言葉を述べた。
村田俊典商議所会頭の音頭で、肖像画に向かって参加者全員が万歳を三唱。援協の税田パウロ会長が「サウージ、ビバ、カンパイ」とブラジル式で祝杯の音頭を取った。
式典後、ルイスさんによる「川の流れのように」のバイオリン演奏が行われる中、しめやかに会は締めくくられた。当日の様子は、文協デジタル(https://youtu.be/WldNgLLJHJY)で視聴できる。