2月末からのカーニバル期間中、サンパウロ市では公式のデスフィーレ(パレード)やブロッコは行われなかった。だが、それに類する小規模なイベントは様々なところで行われた。1日に西部のエスパッソ・ダス・アメリカスやジョッキー・クラブで行われたイベントはその一例で、前者はルジミラ、後者はアニッタらの国内を代表する人気歌手が参加。強い雨で開場が遅れたり、屋内に会場を移したりといったアクシデントも生じたが、観客には何の影響もなく、皆が歌に沸いた。オミクロン株による流行を恐れてカーニバルを中止もしくは延期したところが多いが、蓋を開ければ感染者も死者も下り坂。ぶり返さずにこのまま下がり続けることを願いたいところだ。
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2月のカンタレイラ水系の降水量は107ミリにとどまった。予想では2月も月間平均降水量を上回る雨が降るとされていたが、リオ州やミナス州に水害をもたらした豪雨はサンパウロ州には上陸せず、今一つ雨が降らない状況となっていた。アウトチエテやグアラピランガでは100ミリ以下など、全水系が平年の降水量を下回った。3月の降水量は2日現在で7・4ミリ。カンタレイラの貯水量は43%まで回復しているが、雨季の最後の月の今月でどこまで増えるか。
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カーニバル期間中もサッカーのサンパウロ州選手権は続いている、2日現在、コリンチャンス、サンパウロ、パルメイラスは各所属のA、B、Cグループで1位と調子を上げてきているが、サントスだけはD組で3位と、調子が上がっていない。残りはあと3節。決勝トーナメントに向け、勝ちが求められる。