中央開発コーポレーション(以下CKC、本社・東京)と茨城県は2月3日、サンパウロ市の和食レストラン藍染で白石テルマシェフによる茨城県特産品を使用した和食の試食会を行なった。試食会は県産品の販路拡大活動の一環として行われ、試食会には飲食系日系企業関係者ら約16人が参加し、オンライン参加した茨城県庁職員らと意見交換を行った。
試食会では茨城県名物の納豆を原料にしたお菓子「パリントウ」、凍みこんにゃく、「日本三名園」の一つ偕楽園産の梅干し、筑波乳業の「濃いアーモンドミルク」、猿島茶、県産米「茨米」を使用した料理が振舞われた。
参加したSNSアプリ「インスタグラム」で情報発信を行う料理人のベルナデッテさんは「凍みこんにゃくは食感が新しく、ビーガン食のレシピの幅を広げるのに適している」と評価。ヤマト・グループ外食部門取締役の長谷川洋二さんは「伯国人が食べなれない食品は、材料としてそのまま売るのではなく、パリントウの様にお菓子にするのは良いアイデア」と述べた。県庁営業戦略部の登坂文貴さんは「茨城には他にも紹介したい食品が沢山ある」と述べ、今後もブラジルにおける県産品の普及活動を継続していく意向を示した。
白石テルマシェフが振舞った創作茨城和食のメニューは以下の通り。【軽食】パリントウのカレー味と唐辛子味、豆腐の偕楽園産梅干し添え、凍みこんにゃくの金平【前菜】マグロの山掛けパリントウワサビ味添え、猿島抹茶つゆと偕楽園産シソと梅干しの蕎麦【主菜】凍みこんにゃくの豚巻き、「茨米」ほうじ茶茸ごはん、「濃いアーモンドミルク」のすり流し、水戸高級梅干し「ふくゆい」【デザート】「濃いアーモンドミルク」の杏仁豆腐、猿島抹茶寒天、カラメルパリントウ添えアイスクリーム。