サンパウロ市リベルダーデ区トマス・ゴンザガ通りにある寿司屋「やまが」の店主・野々口敏三さん(京都)が2月23日に脳溢血の為、亡くなった。行年72歳。翌24日に葬式が執り行われ、コンゴーニャス墓地に埋葬された。
1976年に兄と共に渡伯し、同年にサンパウロ市では初となるラーメン店「サッポロラーメン」をリベルダーデ街に開業した。その後、1984年に「やまが」を前店主から購入し店主兼板前として営んだ。野々口さんはブラジルでは数少ない日本の調理師免許を持つ料理人でその腕前には定評があった。
17日に脳溢血により倒れ入院し、23日に容体が悪化し亡くなった。7日ミサは既に執り行われた。同氏が亡くなり、店は臨時休業状態だったが現在は営業を再開している。