《特別寄稿》『遙かなる隣国ペルー ―修交150年 太平洋が繋ぐ戦略パートナーシップー』出版の御案内=在ペルー大使 片山和之=2022年3月

『遙かなる隣国ペルー:修交150年 太平洋が繋ぐ戦略パートナーシップ』表紙(https://www.amazon.co.jp/dp/4866414995/ref=cm_sw_r_awdo_3QJ16HP5WXE0YNTFTAXT)

 拙著『遙かなる隣国ペルー:修交150年 太平洋が繋ぐ戦略パートナーシップ』(東京図書出版)が3月17日出版の運びとなりました。
 ペルーに関する基礎知識、文化・歴史、風土・自然、政治・経済、外交政策、そして特に日ペルー関係の足跡を重点的に記述しました。最新ペルー・ガイドとなることを願っています。
 ペルーは、インカ帝国に代表されるアンデス文明の豊かな歴史文化を擁し、1873年、日本が中南米で最初に外交関係を樹立した相手国であり、世界3番目の日系人口を抱えフジモリ大統領を生んだ国です。
 両国は普遍的価値を共有し、APECメンバーであり、2国間経済連携協定や、租税条約、環太平洋経済パートナーシップ(CPTPP)を締結し密接な経済関係にあります。ペルーは銅や亜鉛等鉱物資源の主要対日輸出国です。
 また、開発、文化、教育、環境、防災(地震・津波)等幅広い分野で長年に亘る協力を展開しています。
 2021年は独立200周年、そして、大統領選挙・議会選挙の年でした。来年2023年は外交関係樹立150周年を迎えます。
 そもそも、ペルーどころか南米に足を踏み入れるは40年近い外務省生活の中で初めてです。素人の上にコロナ禍でのわずか1年半の生活体験に過ぎないペルーのことを大胆不敵にも紹介しようと思い立った最大の動機は、平均的日本人の海外関心が米国、西欧、そして東アジアに留まる中で、中南米に位置するペルーが持つ魅力や重要性を少しでも多くの方と共有したいとの強い思いからです。太平洋を隔てた、同時に太平洋が繋ぐ日本とペルーは、遙かなる隣国であり戦略的パートナーです。
 店頭販売は一部大型書店に限られると思いますが、Amazon等インターネット注文可能です。また、Kindle等電子書籍にも対応しています。是非御一読頂ければ幸いです。

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