サンパウロ州では9日に開放空間でのマスク着用義務が解除されたが、2年近くマスク着用を続けてきたため、州民たちは戸惑いを見せている。「スーパーでマスクをしていない人に注意をしにくくなる」「学校内でマスクなしは早すぎるのではないか」との声が報じられている。現時点では閉鎖空間では着用義務があるため、スーパーや交通機関などでは着用が必要だし、学校でマスクが不要なのは校庭や体育館のみだ。10日のサンパウロ市では外出時にマスクをしていない人がいる一方で、マスク使用者も多い。この状態は少なくとも2週間続くが、果たしてどうなるか。
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サンパウロ州では、開放空間でのマスク着用義務解除と共に、サッカー・スタジアムでの入場規制を解いた。オミクロン株の流行で一時的に70%に落とされていたが、2カ月ぶりにフル収容となる。なお、入場時のワクチン証明提示義務は変わらないが、スタジアム内のマスク着用義務は解除。ただ、サッカー以外のイベントや劇場などではまだ、マスク着用が必要だ。23日にはマスク着用義務の全面解除が検討される予定だから、感染状況が悪化しないよう願いたいところだ。
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サッカーのリベルタドーレス杯最終予選。アメリカMGは8日のバルセロナSC(エクアドル)戦を0―0で引き分け、フルミネンセは9日のオリンピア(パラグアイ)戦を3―1で勝利した。同カードの2戦目はいずれも敵地で15、16日に開催。ブラジル勢2チームのグループリーグ進出に期待できるか。