おしゃべりパパガイオ

 10日にペトロブラスが燃料の大幅値上げを発表したことで、10~11日はこの話題で持ちきりになった。ツイッター上では、「フォーラ(やめろ)、ジウマ」と言ってボルソナロ政権をからかうツイートが目立っている。これらのツイートは、「ジウマ氏が大統領だった頃は3レアル以下だったガソリン代が3・50レアルになっただけで辞任を求められた」ことを指し、現政権を揶揄するもの。そのガソリン代が現在は倍以上の8レアル近くまで上がっているのは確かに皮肉か。それを気にするからこそ、ボルソナロ氏も燃料代高騰を抑えたくて仕方がないのだが、この危機を果たしてどう乗り切る?
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 8日の国際女性デーでは「ウクライナ女性は尻軽」発言のアルトゥール・ド・ヴァル・サンパウロ州議や、「女性は実質的に社会の一員」と発言したボルソナロ大統領が批判対象となったが、アウグスト・アラス検察庁長官も女性デー当日に、「女性には爪に塗る色を選ぶ権利がある」と発言して批判された。アラス氏はこの発言の翌日、謝罪する羽目となった。口を滑らせて批判されるくらいなら話さずにおくべきだったか。
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 11日、3月下旬のサッカーW杯南米予選に出場する選手が発表され、アルトゥール(ユベントス)が久々に召集されたほか、20歳のマルチネッリ(アーセナル)が初選出された。すでにW杯出場を決めているブラジル代表(セレソン)にとっては消化試合だが、若手の選手たちにとってはW杯本戦前にアピールもできるテスト期間。召集されるよう頑張ってほしい。

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