2017年に公開されたブラジル映画「コモ・セ・トルナール・オ・ピオール・アルーノ・ダ・エスコーラ(学校で最悪の生徒になる方法)」が動画配信サイト「ネットフリックス」で数週間前から配信され、物議を醸している。この映画の中でコメディアンのファビオ・ポルシャが2人の少年に彼の性器を触ることを求めるシーンがある。これが「小児性愛犯罪だ」としてボルソナロ大統領支持派の間で大騒ぎとなり、同じく大統領派のマリオ・フリアス文化局長が動いて、配信停止になりそうなのだ。同作はフィクションで視聴年齢指定もあり、この騒ぎでかえって視聴数を上げている。
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先週末からまた強い雨が続いている大サンパウロ都市圏。14日は強い雨のため、サンロウレンソ水系の月間降水量が早くも200ミリを超えた。グアラピランガ水系やコチア水系でも既に、月間平均降水量を超えている。予報では16日までは20ミリ程度が続く上、週末はさらに30〜50ミリの雨が予想されているとか。大サンパウロ都市圏では週末に死者が出たし、15日には海岸部で土砂崩れも発生している、15日現在もまだ56・5ミリの水にとどまっているカンタレイラ水系中心に降って欲しいところだが。
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16日のサッカーのサンパウロ州選手権ではサントスがフェロヴィアリアと対戦する。D組3位のサントスは、この試合に勝つと逆転して2位に浮上し、決勝トーナメントの可能性が強くなる。だが、引き分けや負けだと3位のままで、19日に行われる2位のサントアンドレの試合結果に頼らなくてはならなくなる。四強の意地を示せるか。