来週末の25日から3日間の予定で、サンパウロ市インテルラゴス・サーキットで音楽フェスティバル「ロラパルーザ・ブラジル」が行われる。18日からの3日間はチリとアルゼンチンで、ほぼ同じ出演者でロラパルーザが行われる。すでに出演者が現地に到着している頃だが、その矢先の15日、出演予定だったバンドが米国とオーストラリアでそれぞれ1組ずつ、キャンセルを発表。南米では新型コロナの感染者数と死者数の双方が下り坂だが、国外からやってくる出演者には現地で感染する可能性も怖い。サンパウロ市版も、出演者が1週間の出演待ちの間に感染しないかどうか心配だ。
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15日のサッカーのリベルタドーレス杯最終予選。アメリカMGは敵地エクアドルでバルセロナSCを下し、グループリーグ進出を決めた。相手は昨年の同杯ベスト4の強豪だったが、2試合を0―0で乗り切った後、PK戦を5―4で制しての進出を決めた。同クラブはミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテで109年の歴史を持つが、これが初のリ杯グループリーグ進出。出場賞金1530万レアルも獲得した。
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15日午後、サンパウロ市西部でも強い雨が降った。商店街や文化的名所があるピニェイロスやヴィラ・マダレナも濁流に見舞われ、グラフィッチ(壁画)の名所「ベコ・ド・バットマン」の傍では、車ごと水に囲まれ、動けなくなった女性が男性2人に救出される姿も見られた。人通りの多い地区だけに恐ろしい光景だ。