パラグアイ・ビジネス・ニュース=南米で2番目に失業率が低い国に

パラグアイ全図(国連地図)

 【PBN2月26日付】国際通貨基金(IMF)の報告書によれば、2021年に6・1%だったパラグアイの失業率は、22年には5・9%となり、南米では4・2%のエクアドルに次ぐ失業率の低い国になるという。
 21年第3四半期に行われた世帯調査結果によると、失業者数は合計24万2906人で、そのうち男性が約11万9273人(49%)、女性が12万3633人(51%)だった。20年同時期と比較すると、失業率8・2%が6・5%となっており、1・6%改善している。
 国立統計局(INE)の統計では、就業者数は347万5116人で、15歳以上人口における割合は66・7%だった。前年比では、就業率64・9%から66・7%へ1・8%の上昇がみられる。
 これは、15万6195人が新規労働市場へ参入したことを意味し、中でも女性の雇用で11万3769人の大幅な増加が見られた。また、出身別割合では、都市部出身者が15万358人(96%)、農村部出身者が5837人(4%)だった。
 社会保障研究所(IPS)によれば、21年1月時点での休職者は、1万2501人だったが、12月には3343人に減少していた。
 南米で最も失業率が悪化した国はペルーで、前年比2・2%の悪化を記録した。次いでボリビアが1・8%、チリが1・7%、ウルグアイが1・2%、アルゼンチンが0・8%、コロンビアが0・7%、エクアドルが0・4%、パラグアイが0・2%の悪化と推定されている。
 (出典=PBNサイトhttp://pybiznews.wix.com/paraguay-biz-news

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