特集=6地域、150人が参加=第1回文協杯争奪全ブラジル相撲選手権大会

男子無差別級の入賞者。テツシ・W・ナカヤ(3位)、ヒカルド・アオヤマ(2位)、チアゴ・シアバレァ(1位)、ジェニルトン・チブルシオ(3位)(左から)
男子無差別級の入賞者。テツシ・W・ナカヤ(3位)、ヒカルド・アオヤマ(2位)、チアゴ・シアバレァ(1位)、ジェニルトン・チブルシオ(3位)(左から)

 ブラジル相撲連盟(土屋守雄オスカル会長)は13日、サンパウロ市ボンレチーロ区のミエ・ニシ市営常設土俵にて「第1回文協杯争奪全ブラジル相撲選手権大会」を行った。ノーバ・セントラル、サンパウロ、ノルチ、スドエステ、ノロエステ、リオ・デ・ジャネイロの6地域、約150人の選手が参加した。
 文協杯は、ブラジル日本文化福祉協会(文協)が2020年の同協会創立65周年を記念して、ブラジル相撲連盟へ優勝杯を寄贈すると表明し、今大会開会式で山下譲二文協評議員会長から、土屋連盟会長へ正式に授与された。なお、文協杯は全国大会団体戦優勝チームに授与されることとなっており、個人戦のみの開催となった今大会では、文協杯は使用されなかった。
 開会式には羽藤ジョルジサンパウロ市会議員、桂川富夫文協評議員会副会長、JICAブラジル事務所の江口雅之所長らが出席。土屋会長は「コロナ禍の中、思った以上に選手が集まってくれてうれしい」と挨拶し、故・下本八郎相撲連盟名誉会長が生前に寄贈した漆塗りの『軍配』を参加地域代表者に贈呈した。ブラジル国歌斉唱の後、この2年間に死亡した相撲関係者の霊に対し1分間の黙とうを捧げた。
 相撲競技は屋外温度27度、体感温度31度の猛暑の中、10時30分から男女幼年の部を開始。子供の健康を願う祈念相撲行事(Batizados)も行われた。昼食休みの後、午後1時から女子、男子の各階級の試合が行われた。

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