ブッフェ・クワヅルが新作料理披露=客家プラザとビジネス提携

あいさつするジルベルト代表
あいさつするジルベルト代表

 結婚式や各種イベントなどで仕出し料理業務を行うブッフェ・クワヅル(ジルベルト・クワヅル代表)は16日夜、サンパウロ市リベルダーデ区の客家(はっか)会館で、両者の新しいビジネス・パートナーシップを結ぶ記念パーティーを開催し、招待客約150人が出席した。
 ジルベルト代表(54、3世)によると、ブッフェ・クワヅルは1980年に同氏の父親(鹿児島県出身)が設立。94年に父親が他界したため、ジルベルト氏が代表となり、日本の『サントリー』で板前修業をした経験を持つ弟のスエヒロ氏を料理長として協同で仕出し業務を引き継いできたという。
 42年の歴史を誇るブッフェ・クワヅルは、12年前から同様のパーティー・イベントをサンパウロ市を中心とした各地で開くようになり、顧客や企業、各団体等に対して新作メニューの発表を行なってきた。

新作料理を楽しむ招待客
新作料理を楽しむ招待客

 しかし、ここ2年ほどはコロナ禍の影響で、各種イベントが激減する中で経営的な困難にも直面してきた。今回の客家プラザとの新しいビジネス・パートナーシップの提携により、同会館をブッフェ・クワヅルの一つの活動拠点として拡大していく考えだ。
 同夜、出席した招待客は、ブッフェ・クワヅルが提供した寿司・刺し身、串物、おでん等の日本料理をはじめ、肉、野菜を含めた和洋折衷の新作料理を食べながら、対面でのパーティー・イベントを楽しんだ。
 ジルベルト代表は、「パンデミックの影響で厳しい状況に追い込まれたが、今日の客家プラザとの新しいビジネス提携により、少しずつ経営状況を上げていけるように努力していきたい」と意気込みを見せていた。
 仕出し料理など詳細に関する問い合わせは、ブッフェ・クワヅル(電話=11・3862・6367、サイト=www.kuwazuru.com.br)まで。

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