おしゃべりパパガイオ

 28日、ロラパルーザ・ブラジルに関する主催者発表が行われ、25~27日の3日間で30万2千人の動員を記録したという。前回2019年は24万6千人で、今回も事前予想では25万人だったから、3年ぶりの開催に多くの人が期待したということだろう。日付別入場者は、25日が10万980人、26日が10万3千人、27日が9万8255人だったが、最終日はトリのフー・ファイターズがドラマー急死でキャンセルしているので、予定通りの顔ぶれだったら動員数がかなり増えていたと思われる。なお、これだけの群衆で、ほとんどがマスク着用しなかったわけだが、大丈夫か。
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 ボルソナロ大統領所属の自由党(PL)は、ロラパルーザでの大統領批判差し止めを選挙高裁に掛け合い、司法判断も得たが、大統領の要請で、28日に訴えを取り下げた。ロラパルーザ参加の伯人アーティストや観客は反ボルソナロ派が多く、至るところで大統領批判が起きたため、PLもたまらず反応したが、批判差し止めは「検閲」にあたるとして、強い反発を招いた。大統領選で票を失うより、コンサートでの批判の方がマシか。
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 ボルソナロ大統領が28日夜、プラナウト宮で強い腹痛を覚え、ブラジリアの陸軍病院に入院して精密検査を受けた。大統領の入院は今年の仕事始めを遅らせる理由となった、サンタカタリーナ州でのエビによる腸閉塞以来だ。今回の入院も同じ理由か、はたまた近日のストレスか。

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