銀行に預けたまま忘れられていた現金などの情報確認と受け取りのための「受け取り可能な金額システム(SVR)」が、5月2日からは全ての人に解放されることになった。「忘れられた金」の大半は少額だが、中には100万レアルを超える例もある。29~30日付現地紙、サイトが報じている。
忘れられた金の第一弾は2月14日に確認できるようになった。2月18日の中銀の発表によると、「納税者総合登録(CPF)や全国法人登録台帳(CNPJ)に登録されている自然人(個人)や法人2千万人以上が、計9680万レアルの金を口座に置いたままにしていることが確認された」とあり、5日間でSRVにアクセスした9430万人の20%強が「忘れられた金」を発見している。
SVRのサイトは1月に開設されたが、問い合わせが殺到してアクセスが不能となり、2月の再開となった。
4月16日までは第2弾として公開された情報分の引き落としの時期で、誕生年(会社開設年)毎に決められた日に引き落としができる。それによると、28日は1947年以前生まれで、以下、29日は1948〜54年、30日は1955〜59年、31日は1960〜63年、4月1日は1964〜67年、4日は1968〜71年、5日は1972〜75年、6日は1976〜79年、7日は1980、81年、8日は1982、83年、11日は1984、85年、12日は1986〜88年、13日は1989〜92年、14日は1993〜97年、15日は1998年以降生まれの人となっている。
SVRサイト(https://valoresareceber.bcb.gov.br/)にアクセスするには、まずサイト(https://sso.acesso.gov.br)かアプリ(gov.br)で個人情報を事前登録しておく必要がある。忘れられた金があることを確認した人は同サイトに戻り、基本的な個人情報の入力を行って引き落とし日時を確認後、引き落としを行う必要がある。
また、5月2日からは、第1陣、第2陣でSVRのサイトにアクセスしなかった人も含めた、全ての人が情報検索と引き落としを行うことが可能となる。