29日、「ドナ・ロザンジェラ」の名がネット上で飛び交った。リオ市ではこの日、路上運輸部門のストが起き、バス路線も大混乱となった。グローボ局のレポーターが、マドゥレイラ地区でバスを待っていたアナ・ベアトリス・ドス・サントスさん(23)をインタビューしたところ、「ドナ・ロザンジェラは何としてでも来いと言うのよ。こんな状況で勤務しろって、飛行機にでも乗って来いってことかしら」とコメントし、それがテレビで放映されて大受けし、ネットでも一気に拡散されたのだ。こロザンジェラ氏はアナさんが勤務する同市西部レクレイオにある集合住宅の管理人で、気づかぬ間に国民の悪役にされた後も、「本当ね、今度からは飛行機で来て」と冗談で対応。アナさんも同氏を擁護する発言を行っている。
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昨年2月に最高裁判事の全員更迭や軍政令第5条(AI5)擁護といった問題発言で、11月まで刑務所に勾留されていたダニエル・シルヴェイラ下議。彼は釈放後も最高裁批判などを続けており、これを問題視したアレッシャンドレ・デ・モラエス判事が29日、同下議に電子足輪をはめるよう連警に命令。同下議はこれから逃げるように、裁判所の許可がないと連警でも立ち入れない下院で一夜を過ごした。自身の犯した犯罪を反省しないどころか、議会を利用するとは。
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ウクライナ危機の最中に同国に赴き、「ウクライナ女性は尻軽」と発言して国際的大問題となったアルトゥール・ド・ヴァル・サンパウロ州議。同氏はこれで所属のポデモスを追放されたが、30日付の報道だと、ブラジル自由運動(MLB)の仲間とウニオンへ移籍とか。サンパウロ州議罷免も噂される中、随分甘い気もするが。