《ブラジル》パラナ州=バス転落で11人が死亡=MS州からの製紙工場労働者

 3月30日、パラナ州サポペマでバスの転落事故が起き、11人が死亡、20人が重軽傷を負う惨事となった。3月31日付伯字紙が報じている。
 事故が発生したのは、3月30日の午後10時頃、パラナ州の州道90号線の268キロ付近でのことだった。
 このバスはマット・グロッソ州のトレス・ラゴアスを出発し、パラナ州にあるテレマコ・ボルバ市に向かうところだった。このバスには30人ほどの乗客が乗っていたが、彼らはいずれも国内製紙大手のクラビン社の工場で働く予定だったという。
 バスは運転手が方向感覚を失いガードレールを超えて落下したと見られている。この地点はかねてから「セーラ・フリア」と呼ばれる単車線道路で危険視されていた。事故の時は雨も降っていた。
 また、サポぺマはテレマコ・ボルバからはまだ70キロ離れた地点であったが、バスはすでに500キロ走行するなど、かなりの長旅でもあった。

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