3月30~31日に起きた、ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事の「大統領選に出ない」「いや出る」と二転した対応が注目を集めている。これに関しては、「無責任な言動で信用を落とした」と見る声と、昨年の民主社会党(PSDB)党内選挙で負けたエドゥアルド・レイテ氏が逆転して候補になろうとしていることに対する「強烈な牽制攻撃になった」と評価する声の二つに分かれている。PSDBはウニオン・ブラジルや民主運動(MDB)と連立して候補を出す予定だが、セルジオ・モロ氏も出馬を断念した中、ルーラ氏やボルソナロ氏に対抗する候補が誰になるか。今後が見ものになってきた。
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ここに来て、「誰がどの選挙に出るか」の報道が盛んに行われるようになっているが、大統領支持派として有名なスーパー「アヴァン」のルシアノ・ハン社長は上議選出馬を諦めたと宣言した。一方、バンデイランテス局の人気報道番組「ブラジル・ウルジェンテ」のキャスター、ダテナ氏はキリスト教社会党(PSC)に入党。長年選挙への出馬を噂されていた同氏だが、今回こそはサンパウロ州選出上議を目指す模様だ。
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サッカーのサンパウロ州選手権は明日3日が決勝戦第2戦。モルンビでの敵地戦を1―3で落としたパルメイラスが本拠地アリアンツ・パルケでサンパウロを迎え入れるが、逆転は起こるか。また、この週末は全国の州選手権の勝者が一斉に決まるタイミングでもある。どの州でどのチームが優勝するかも楽しみだ。