サンパウロ州ジャカレイ市のジャカレイ日伯文化体育協会(早川功会長)は3月22日、国際協力機構(JICA)の同協会に対する支援への感謝を表す催し「JICAのサポートによるリノベーションオープニングカクテル」を同協会会館にて行った。
催しには、エドガード佐々木ジャカレイ市議会議員、JICAブラジル事務所の江口雅之所長らが出席。開会挨拶に立った早川会長は「コロナ禍により、文協の活動は中止となり、自然災害によって施設も破損していた。そうした中でJICAが活動継続のために支援してくれたことは大変心強く、会員一同感謝している。今後もこの関係性が続くことを願っています」と感謝の気持ちを述べた。
江口所長は「日本と日系社会の特別な関係を維持し、その発展を支援することは日本政府にとっても重要なこと。コロナ禍により休止している文化、スポーツ、教育活動が再開されることを願っています」と述べ、引き続き日系社会の支援を行っていく意向を示した。
その後、JICA支援によって修復された協会施設の紹介などが行われ、会館入り口に記念プレートが飾られた。
ジャカレイ日伯文化体育協会は、その前身となる「日本人会」を1934年に設立、68年に改名し、現在に至る。イベント「YAKI&BINGO(通称:ヤキビンゴ)」や「FESTIVAL DOS IMIGRANTES(ジャカレイ移民祭)」などを開催している。