与儀前援協会長=SMA名誉市民賞受賞

シド市議から名誉市民賞記念プレートを受ける与儀さん(前列右から2人目)と花束を贈呈された与儀夫人(同右から3人目)
シド市議から名誉市民賞記念プレートを受ける与儀さん(前列右から2人目)と花束を贈呈された与儀夫人(同右から3人目)

 サンパウロ日伯援護協会(援協)前会長の与儀上原昭雄(あけお)さん(78歳、2世)がサンパウロ州サンミゲル・アルカンジョ(SMA)市の名誉市民賞を受賞し、その授与式が3月30日に同市議会会議場で行われた。
 与儀さんの受賞理由は、2013年に同市で開院した援協傘下SMA病院の機能充実を通じて市の発展に貢献したこと。同市は4月1日に133年目の市政記念日を迎え、与儀さんのほか、伯人2人の計3人に名誉市民賞を贈った。援協で同賞を受賞するのは、菊地義治評議員会長、具志堅茂信専任理事に続いて3人目。
 授与式には、援協の税田パウロ清七会長、菊地評議員会長ら役員約10人、与儀夫人や親戚、地元市民ら約100人が出席した。
 授与式は、ジュリオ・セザール・ブスカリオル市会議長の進行で行われ、与儀さんを推薦したシド・ジョゼ・フェレイラSMA市議が与儀さんの略歴とこれまでの功績を読み上げた。
 その後、シド市議から名誉市民賞の記念プレートが与儀さんに手渡され、与儀夫人にも花束が贈呈された。
 与儀さんは「SMA市の市制記念日に合わせて名誉市民賞を受けられることができ非常に嬉しい。長い間、日系社会で各団体の会長などを務めさせていただいたが、いつも『一人のブラジル国民として少しでも役立てれば』との思いでやってきた。(受賞は)自分の親しいグループの皆様のお陰であり、今日の祝いを皆さんと分かち合いたい」と感謝の気持ちを表した。

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 午後7時に始まったSMA市名誉市民賞授与式。当初は1時間か長くても2時間ほどで終了するかと思われていたが、実際に終了したのは午後10時。同市はサンパウロ市から西に約200km、車で約3時間かかる距離にあり、サンパウロ市から参加した援協役員らが家に帰り着いたのは、午前1時を過ぎてからだったという。式典時間が延びた原因は登壇した関係者の挨拶が長引きに長引いたこと。常から話好きのブラジル人が親しい人物の晴れ舞台でいつも以上に饒舌になってしまうのは仕方のないことか…。ともあれ、サンパウロ市からの参加の皆さんお疲れ様でした。

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