朝日新聞サンパウロ支局に3月20日、軽部理人(かるべりひと、35歳、東京都出身)特派員が着任した。7日に挨拶のため編集部を訪れた。
09年入社。大分県や長野県などの支局勤務を経て、今回初めて海外赴任となった。
記者としての海外赴任は初めてだが、米国で5年間暮らした経験があり、「米国ではアジア人への差別的な目線を感じることがありましたが、ブラジルは違いを認める雰囲気を感じます」と言う。
バール(軽喫茶食堂)でさっそくブラジルの定番定食料理「ビラーダ・パウリスタ」を食べ、様々な料理が一皿に盛り付けられている様子から「サンパウロの多様性を感じました」と語り、「日本では現金しか受け付けないお店も多いですが、ここでは屋台でもカード決済ができることに驚きました」と着任して間もないながらも当地のデジタル社会文化を実感した。
取材範囲は中南米33カ国と幅広く、多忙な生活が予想されるが「日系人のことも取材していきたいと思っています」と意気込んだ。