10日、フランスで大統領選の一次投票が行われ、現職のマクロン大統領と極右主義者のマリーヌ・ルペン氏の二人が決選投票に進んだ。得票率はマクロン氏が27・6%にルペン氏が23・4%、さらに3位の急進左派のメランション氏が22%という、三つ巴の接戦だった。決選投票は24日。アマゾンの森林破壊の件でマクロン氏に散々批判されたボルソナロ大統領としてはルペン氏に勝って欲しいところだろう。だが、ボルソナロ氏に関してはルペン氏も以前、「わが国では許されない不快な発言をする人」と発言し、比較されることを嫌っている。次期大統領になるのはどちらか。
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ルーラ元大統領とアウキミン元サンパウロ州知事との大型シャッパが正式に発表されたが、これに対してテメル前大統領が「アウキミン氏が私と同じくらいに有能だったら、ルーラ氏はかなり有利になるだろう」と語り、注目されている。随分と自信を感じさせる発言だが、「テメル氏と同等」というとどうしても「大統領を罷免に追い込んで、自分が副から大統領に昇格するのか」の冷やかしも聞こえてきそうだが。
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週末はサッカーの全国選手権の開幕戦が行われた。その結果、サンパウロはアトレチコ・パラナエンセに4―0、コリンチャンスがボタフォゴに3―1で快勝したが、優勝候補筆頭格のパルメイラスがセアラーに2―3で敗れる波乱のスタートとなった。サントスはフルミネンセに0―0で引き分けている。