ブラジル日本文化福祉協会(文協)による「夏の文化祭り(O Bunka Matsuri – Edição de Verão)」が3月12、13、19、20日、サンパウロ州文協国士館パーク(旧名称サンロッケ国士舘大学センター)にて開催され、2850人が来場した。
会場では、夏の風物詩の花火や流しそうめん、盆踊りが行われ、茶道などの日本文化体験も実施された。
文協文化祭り委員会の加藤ロベルト委員長は「来場した高齢の一世の方々が、流しそうめんを懐かしがりながら楽しまれている姿を見たとき、イベントを実施してよかったと思いました。こうしたイベントを通じて、失われつつある日系人としてのアイデンティティや文化を次世代に継承することができればと思っています。そのために今後も若い世代を巻き込んだイベントを開催していきたいです」と語った。
文化祭りはこれまで、サンパウロ市の文協ビルで行われてきたが、コロナ禍中は参加者の安全確保のため、屋外会場のある文協国士館パークで行われるようになった。来年度からは再び文協ビルで行われる予定。