１７日に韓国のソウルで行われた男子マラソンで、ブラジルから参加したダニエル・ナシメントがブラジル人選手として初めて、南米選手でも史上最高となる２時間４分５１秒を記録した。１７、１８日付現地紙、サイトが報じている。
ダニエルはこの日、モシネット・ゲレメウとヘルパサ・ネガッサ（ともにエチオピア）と３人で２時間２分あたりまで並走。最後の競技場まで息の抜けないデッドヒートを演じた。優勝したモシネットとは８秒差、ヘルパサには２秒及ばず、３位だった。
記録は２時間４分５１秒。ダニエルは伯人選手で初めて２時間５分を切り、南米選手としての新記録を達成した。これまでのブラジル記録はロナウド・ダ・コスタが１９９８年に記録した２時間６分５秒だった。
この記録はダニエルにとってもこれまでの自己ベストの２時間９分５秒を４分以上も更新するもので、過去に２時間２〜３分台の実績を持つモシネットとヘルパサといったアフリカの一流選手と互角に争えた意味でも大きかった。
ダニエルは昨年行われたペルーでのリマ・マラソンで東京五輪のブラジル代表の座をつかんでいたが、直前に足の故障で欠場していた。まだ２３歳と若く、２４年のパリ五輪にも期待がかかる。
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