駐在員と出張者が強盗被害=夜間のサンパウロ市パライゾ区で

 在サンパウロ日本国総領事館の安全対策情報によると、11日午後11時半頃、サンパウロ市パライゾ区テイシェイラ・ダ・シルヴァ街付近で邦人2人が強盗被害に遭った。
 被害者は、当地駐在員と米国からの邦人出張者の2人。パライゾ区内のレストランから徒歩でホテルへ向かっていたところ、前述の地点で背後からデリバリー配達員を装った男2人がバイク2台で接近。被害者らの目の前を塞ぐように停車したという。
 2人組は拳銃らしきものを見せながら、被害者に対し携帯電話や金品を出すよう要求。被害者が自ら携帯電話を差し出したところ、賊は拳銃らしきもので被害者の頭を軽く叩き、被害者のポケットに手を入れ、中にあった財布や鍵のほか、腕に付けていたスマートウォッチを強奪しそのままバイクで逃走した。犯行は約30秒~1分程度の短時間で行われたそうだ。
 なお、被害者に人的被害は無い。
 被害品は、携帯電話、クレジットカード、現金、身分証、免許証、自宅の鍵、ホテルの鍵、スマートウォッチ。
 在サンパウロ総領事館では、駐在員が多く居住するパライゾ地区等を含むあらゆる場所で常時、拳銃を使用した路上強盗事件が発生しているとし、夜間人気のない道を徒歩で移動することは避け、必要な際には短い距離であってもできるだけ車での移動を検討するよう注意を呼びかけている。

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