ミウトン・リベイロ前教育相が25日、ブラジリア国際空港で発砲し、連邦警察に連行された。25、26日付現地紙、サイトが報じている。
発砲騒ぎが起こったのはブラジリアのジュセリーノ・クビチェック空港で、25日午後5時頃、Latam航空の搭乗カウンターで手続きを行っていた同氏が、所有していた銃を誤って発砲。これにより、隣のカウンターにいたGOL社の女性職員が破片で怪我をしたが、大事には至らなかったという。
これは、リベイロ氏が搭乗手続きの際、カバンから書類を取り出そうとして、書類入れに入っていた銃と弾倉を分けようとしたら、操作を誤って発射してしまったのだという。リベイロ氏は事件後、連邦警察に連行され、事情聴取を受けた。
法律では、飛行機の機内に銃の持ち込みが認められるのは公人と警察官に限られ、所有期間も航空券の購入時から目的地の空港までに限られている。公人の場合も携行するための条件が細かく規定されている。
リベイロ氏は福音派のロビイストたちによる国立教育促進基金(FNDE)の不正支出疑惑で3月に辞任しており、大臣ではない。また銃持ち込みの理由は明らかにされていない。弁護士は、同氏の銃は猟師やスポーツ射撃手、収集家用のもので、大臣官邸からの転居が終わっていないので携行していたと説明している。