日毎叢書企画出版から『楽書倶楽部』62号が発刊された。随筆など41作品が収録されている。
毛利律子さんの『楽しい老後生活』(14頁)では、日本医学ジャーナリスト学会の樋口恵子氏(89歳)の高齢者の生活の知恵を紹介。BBA(貧乏ばあさん)にならないために、「ひと転び百万円に要注意」「リハビリ体操がおすすめ」など8カ条を取り上げている。
山田澄子さんの『整理と処分』(74頁)は、コロナ禍以前はカラオケ大会や社交ダンス等のイベントで服を新調したり、自身で作ったりしていたという話。パンデミックとなった今、服を整理しようと調べたところ、一度も袖を通していないものが多く、伯人の弟嫁にプレゼントしたという。「私の世代は何でも捨てたらダメと親から聞かされたが、もうあの頃とは時代が違う」との実感が綴られている。
次号への作品投稿締め切りは5月10日。随筆、旅行記、思い出、体験談、自分史の寄稿のほか、写真、絵画も投稿出来る。
申し込み先は前園博子さん(電話=11・3341・2113、メール=nitimaisousho@gmail.com)、石田勉さん(電話=11・3208・8040、メール=ishitsusp@gmail.com)まで。
楽書倶楽部サイト(tsuishi.wixsite.com/shinrakugaki)では創刊号や特別号・記念号等も閲覧できる。