汚職疑惑など、22件の裁判で407年の実刑判決を受けたセルジオ・カブラル元リオ州知事が他の5人の囚人と共に、ニテロイ市にある軍警の収容施設からリオ市バングーのジェリシノ刑務所に移された。元知事は軍警の収容施設内の監査の際、携帯電話や現金、輸入品のカフェに高級チーズ、電気タバコなどが見つかった上、レストランなどに食事を注文していた事やクリプトコイン(仮想通貨)で商取引を行っていた事などがばれている。新たな嫌疑の扱いはまだ明らかになっていないが、新しい場所では少なくとも10日間は外界との接触禁止に。その位では性根はかわらないだろうが。
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コロナ禍で女性殺人や家庭内暴力などが増えている中、リオ市警が5日、リオ市コパカバーナで恋人を3日間軟禁し、暴行や虐待を繰り返していた容疑でフレッジ・エンリケ・リマ・モレイラ容疑者を逮捕した。被害者はジャーナリストのアナ・ルジア氏で、顎の骨が折れて静脈を傷つけた可能性があると気づき、このままでは死ぬと考えたという。骨折箇所にはプレートを入れる必要があり、顔も変形したという同氏の顔や体には生々しい傷跡が多数見られたと報じられている。
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中銀職員がいったん中止していたストを再開する一方、ミナス州ベロ・オリゾンテの地下鉄のストが40日以上経って終わるなど、公社などを含む公務員らの給与調整問題は解決が見られない。4日には連警もスト入りを決めている。治安悪化が心配だ。