ラテンアメリカ地域初開催となる聴覚障がい者(ろう者)のオリンピック「第24回夏季デフリンピック競技大会」が、今月1日から15日までリオ・グランデ・ド・スル州カシアス・ド・スル市で開催されている。ブラジルをはじめ、日本を含めた約100カ国から約4000人が参加。陸上競技、サッカー、柔道、バレーボールなど30種目で競う。
デフリンピック(Deaflympics)は、ろう者(Deaf)とオリンピックを組み合わせて作られた造語。夏季大会を1924年にフランスで、冬季大会を1949年にオーストリアで初開催した。ろう者自身が運営する、ろう者のための国際的なスポーツ大会で、参加者らが国際手話によるコミュニケーションで友好を深めるところに大きな特徴がある。
今月1日には開会式が行われ、日本選手団を地元カシアス・ド・スル日本人会が歓迎し、活動協力を行ったという。
今大会は本来、昨年12月に開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月開催に延期となっていた。