9日、サンパウロ州海岸部サンヴィセンテにいた医師2人を移植用に取り出された臓器と共に内陸部カンピーナスまで運んだヘリコプターは4年前、密売組織摘発で押収されたもので、整備後に警察の特殊作戦に使われる事になった。摘発作戦にも参加し、9日の初出動で操縦士を務めたジョゼ・エドゥアルドフェリッペ市警警部は、不順な天候の中での重要な任務後、「あの時は社会に害になる麻薬を運んでいたヘリが今回は命を救うために使われた」と感無量の面持ちを見せた。麻薬密売者が使っていたが他の任務に使われる航空機には今後も、ヘリ1機と小型機2機が加わる事になっているという。
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億万長者ジェフ・ベゾス氏が経営する宇宙開発企業ブルー・オリジンが9日、ミナス州の技師、ヴィトル・コレイア・エスパーニャ氏(28)が次の宇宙旅行の参加者6人の1人に選ばれたと発表した。同氏はNFTと呼ばれる非代替トーケンを初購入し、抽選で宇宙旅行の権利を獲得。旅行日程は未定だが、ブラジル人ではマルコス・ポンテス氏に次ぐ2人目の宇宙経験者となる。