文協=世界的有名ジャズピアニスト=小曽根真リサイタル

演奏の様子
演奏の様子

 ブラジル日本文化福祉協会(文協)は4月17日、世界的ジャズピアニスト小曽根真さん(61歳、兵庫県)を招いて、ジャズピアノ・リサイタルを文協大講堂にて開催した。
 小曽根さんは5歳の時に父の影響からピアノを習いはじめ、これまで「MAKOTO OZONE TRIO」と「No Name Horses」を結成し、活動。2018年には紫綬褒章を受章した。近年は国内外のオーケストラ楽団とクラシック音楽の活動にも取り組んでいる。
 文協でのリサイタルではポップジャズ、ブルース、子守歌をベースにした6曲を披露。特別演奏として有名ボサノバ曲「イパネマの娘」を演奏した。
 公演後、来場者からは、小曽根さんの演奏を称える声がきかれた。来場した桑名良輔在サンパウロ総領事は、「世界を代表する日本のミュージシャンがサンパウロにきて、素晴らしい演奏をしてくれることは、ブラジルと日本の大きな懸け橋としておおきなお役目を果たしてもらっていると思います。忙しいスケジュールにもかかわらず、日系社会を代表する文協で演奏してもらったので、日系社会に対するメッセージとしてもとても価値あるものでした」と述べた。
 石川レナト文協会長は、「コロナ禍で停止していた対面式のイベント活動が戻り始めている。これからもどんどんイベントを開催して、日本文化の発信と繁栄に尽力していきます」と述べた。

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