《ブラジル》海軍兵が口論後に市警殺す=死ぬ前に川に投げ込む?

 リオ市マンゲイラで13日、市警の鑑識課職員が海軍兵らと口論となって銃弾を浴び、生きたまま川に放り込まれて死亡するという事件が起きたと14~16日付現地サイトが報じた。
 レナト・コウト・デ・メンドンサ氏は14日、フェリックス・パシェコ氏と交替して勤務につく事になっていたが、いくら待っても来ないため、パシェコ氏が不審に思って警察に通報した。
 殺人捜査の担当者とパシェコ氏らが携帯電話の位置情報などを解析した結果、レナト氏がマンゲイラにある古鉄屋の主人ロウリヴァル・フェレイラ・デ・リマ容疑者と口論になった事などが判明。
 レナト氏はバンデイラ広場での作業現場で勤務中に資材が盗まれたとして被害届を出していたが、13日朝、古鉄屋で盗まれた資材を発見。盗品の賠償・返還を約束された。
 だが、同日午後、古鉄屋に戻ると、ロウリヴァル容疑者が息子で海軍兵のブルーノ・サントス・デ・リマ容疑者とその同僚のダリス・フィデリス・モッタ容疑者、マノエル・ヴィトル・シルヴァ・ソアレル容疑者を呼んで、海軍のバンに押し込もうとしたため、もみ合いになり、腹部と足を撃たれた。
 レナト氏は被弾後も暴行を受けたとされ、ぐったりしたのを見た4人は、同氏が死んだと思い込み、同氏を車に押し込むとグアンドゥー川まで行き、橋の上から投げ落としたという。 
 レナト氏の遺体は16日朝、見つかり、遺族が身元を確認。解剖の結果、まだ生きたまま投げ込まれ、水死した事が判明した。
 ロウリヴァル容疑者と海軍兵3人は現行犯扱いで逮捕され、市警で取調べを受けているが、目撃証言によると、レナト氏は背後から撃たれており、よけたりする事は不可能な状態だったという。

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